イスタンブールカードとは
イスタンブールカード(istanbulkart)とは、イスタンブールのありとあらゆる公共交通機関に使えるプリペイド式のカード。
(スイカ(Suica)やパスモ(PASMO)みたいな感じ)
地下鉄(メトロ)、路面電車(トラムバイ)、船、鉄道(マルマライ)、路線バスなどほとんどの公共交通機関で使用できる。
イスタンブール観光には必須アイテムだ。
現金で切符を購入するより、かなりお得な設定になっているので是非購入したいところだ。
2019年4月現在、イスタンブール新空港からの移動手段はシャトルバス(havaist)が主な交通機関となっています。シャトルバスの支払いはイスタブールカードのみとなっています。
つまり、新空港からバスで移動する場合はほぼ強制で購入する事になります。
イスタンブール観光に便利な交通機関(地下鉄、路面電車、船)でお得に使えるから、損する事はないよ
●(黒丸)の乗り物はイスタンブールカードでしか乗車できません。
1.メトロ(地下鉄)
2.トラムヴァイ(路面電車)
3.ノスタルジックトラムヴァイ●
4.テュネル●
5.フニキュレル
6.マルマライ
7.市内バス●
8.メトロバス●
9.イスタンブール新空港連絡バス(havaist)●
10.船
切符を買うより断然お得
通常の切符はジェトンと呼ばれるコイン型のものである。
ジェトンは乗車1回ごとに1枚購入する必要があり、料金は1枚5リラ(約100円)である。
イスタンブールカードで乗車すると、乗車1回2.6リラ(約52円)となる。
ジェトン(通常のキップ)⇒5リラ(約100円)
イスタンブールカード ⇒2.6リラ(約52円)
更に、イスタンブールカードは2時間以内の乗継ならば乗継1回目1.85リラ(約37円)、2回目1.40リラ(約28円)とどんどん安くなるシステム。
初乗り 2.6リラ
乗継1回目 1.85リラ
乗継2回目 1.4リラ
乗継3~5回目0.9リラ
乗継ポイントの多いイスタンブールにめっちゃ対応しているシステムとなっている。
※乗継の割引率は乗り物によって微妙に違う、詳しく知りたい方はこちらでチェックしよう
↓ただし、トルコ語と英語
http://www.iett.gov.tr/tr/main/pages/toplu-tasima-ucret-tarifesi/42
一度購入すれば、その後は専用の機械でチャージをして繰り返し利用できます。
チャージの機械はほとんどの駅に設置されています。
6リラの発行手数はあるけど、4回ほど利用すると元はとれてしまうよ。
トイレでも使える
トルコの公衆トイレは使用するのに0.5リラ~1リラ支払いが必要です。
イスタンブルカードで支払えるトイレも増えてきています。
赤矢印の拡大がこちら↓
istanbul Kart(イスタンブルカード)の表記がありますね。
1枚のカードを複数人で使用する事ができる☆
イスタンブールカードは複数人で1枚を利用する事ができる。1人目が改札ゲートタッチしてゲート通った後、後ろの2人目にカードを手渡しして2人目がまたタッチしてゲートを通る事ができる。これを何人繰り返してもOK。1枚あれば、イスタンブールカード価格で交通機関を利用できるという事だ。
デメリット
当然、無条件に買ったほうが良いというわではない。デメリットもある。旅のスタイル、予定をみて購入を検討しよう。
デポジットがありそれは返金されない。
イスタンブールカードはチャージ式のプリペイドカード。
一番最初はカード代金(デポジット)として6リラがかかり、それは返金されない。(余分にチャージされているお金は返金可)
簡単な目安としては、4回以上イスタンブールカードを使える乗り物に乗るならば、買った方がお得。
ちなみに、アタテュルク国際空港から旧市街に地下鉄で行けば、往復だけで4回乗る事になる。(乗継が1回あるため)
イスタンブール以外では使えない
イスタンブールにほとんど滞在しない人にとっては利用価値は薄い。
使えない乗り物もある。
例えば、ザビハギョクチェン空港(アジア側にあるイスタンブールのもう一つの国際空港)から新市街タクシムに行く「ハバタシュ」というシャトルバスでは使えない。その他、タクシーや乗合バスも使えない。
イスタンブールカード購入方法
イスタンブールカードは主要な駅や街角のキオスクみたいな売店で販売している。
イスタンブールカード(ISTANBULKART)という表記がある。
アクビル(AKBIL)という表記があっても販売している(アクビルとはイスタンブールカードが登場する以前のチャージ式アイテム)
表記がなくても、駅近くの売店ならば販売してると思うので聞いてみたらよい。
主要な駅にはイスタンブールカードの自動販売機が設置してある。
イスタンブールカードはイスタンブール新空港で購入できる。
イスタンブール新空港の到着ロビー、バス乗り場のあたりで販売している。
販売機は日本語の言語選択もでき便利だが、少し日本語がおかしい。意味は分かるので購入には問題ない。
購入にかかるお金は10リラ 約200円~
最初の購入は10リラ必要。カード代金(デポジット)6リラとあらかじめ4リラがチャージされている。
※販売所によってカード代金7リラ、あらかじめのチャージ3リラの場合もあります。
当然、あらかじめチャージされている4リラでは少ないので、ある程度その場でチャージしておくのがオススメだ。
売店で購入する場合は、余分にチャージする金額を伝えればチャージしたカードを渡してくれる。
機械で購入した場合は、大抵すぐ隣にチャージする機械がある。
余分にチャージする金額は悩む所かもしれない。
さて、いくら余分にチャージするかという所で悩む人もいるだろう。
結論から言うと、とりあえず40リラぐらいチャージしとけばよいと思う。
イスタンブール新空港から観光の中心地(タクシムかスルタンアフメット)までのバスの料金は18リラだから、往復36リラ。
不足しても、どの駅にもチャージする機械があるから心配はない。
チャージし過ぎて余っても、余分にチャージされている金額は払い戻しができる。
払い戻しは、イスタンブールカードを販売している売店でしてもらえる。
払い戻しをすると、カードも一緒に返却しなければならない。
チャージの方法
1.チャージできる機械を見つける。
イスタンブールカードが利用できる交通機関の駅には、たいていチャージする機械がある。
2.カードをかざす
3.画面に残高が表示される。
①ここに残りの金額が表示される。この画面では残高が1.8リラしかない事になる。
②このカウントダウンタイマーが0になる前にチャージしなくてはならない。
タイマーが0になっても残高は変わる事はない。カードをかざし直して仕切り直しをすればよい。
4.チャージする金額を入れる
チャージしたい金額を入れたらチャージ終了。
ちゃんとチャージされたか残高を確認するには、もう一度かざし直す。画面に残高が表示されるので確認しよう。
チャージできるのはお札のみです。
チャージする時におつりのシステムはなく、入れたお札のぶんだけチャージされます。
つまり、100リラ札を入れたら問答無用で100リラチャージされます。気をつけましょう。
チャージはお札1枚ずつになりますので、追加チャージをしたい時はカードを置きなおして追加チャージしましょう。
イスタンブールカードの使い方
トラム、メトロ、船など乗り場の改札にはカードをかざす所がある。カードをかざすとピッといってレバーを押して通れるようになる。残高が不足したらエラー音が鳴り、通れないのでチャージをしよう。
路線バスなどは乗車時にカードをかざすことになる。
ちなみに路線バスとイスティクラル通りを走るノスタルジックトラムバイはイスタンブールカードでしか乗車できない。
イスタンブールの路線図
イスタンブールにはメトロ(地下鉄)、トラム(路面電車)、マルマライ(鉄道)に各複数の路線がある。
日本のガイドブックなどには日本語の路線図が付録でついているのでそれを見るのが一番分かりやすい。
公式ホームページから路線図もダウンロードできるので、リンクをはっておく。(表記はトルコ語)
⇒イスタンブール路線図
最近は毎年新しい路線が開通し交通網はどんどん充実している。できるだけ最新の情報をゲットしておいたほうがよいだろう。
主な観光地はトラム(路面電車)のT1路線沿いに固まっている
TI路線は旧市街から新市街「カバタシュ」までを横断する路線で観光では一番利用する路線になる。主要な観光地はトラムT1路線の駅の近くに固まっている。
ベヤズット駅Beyazit「グランドバザール」
スルタンアフメット駅Sultanahmet「ブルーモスク」「アヤソフィア宮殿」「地下宮殿」「トプカプ宮殿」
エミノニュ駅Eminonu「ガラタ橋」「エジプシャンバザール」
カバタシュ駅Kabatas「ドルマバフチェ宮殿」
またアジア側にわたるマルマライ(海峡横断する地下鉄道)のシルケジ駅SirkeciもT1路線のシルケジ駅近くにある。
新市街の中心地タクシムをつなぐテュネル(F2)、フュニキュレル(F1)の駅もT1路線とつながっている。
トラムは朝6:00から夜0:00で運行している。
イスタンブール新空港から旧市街スルタンアフメット・新市街タクシムへの行き方
イスタンブール新空港から、シャトルバス(havaist)が旧市街スルタンアフメット、新市街タクシムに向けて、24時間約30分毎に発着しています。
2019年末以降には地下鉄も開通する予定です。
タクシーもありますが、タクシムやスルタンアフメットまでは40km以上あるので、お金はかかりそうです。
シャトルバスのタイムテーブルはシャトルバスの公式HPで確認を。
最後に
イスタンブールカードはめっちゃお得ですし、切符(ジェットン)を買ってる観光客をしり目に「ピッ!!」と改札を通るとなんか優越感です(笑)
トルコを離れる時は、今からイスタンブールを旅行する人にカードを譲ってあげたら、「旅のバトンタッチ」で良い思い出になるかもしれません。
コメント・質問
[…] むっちゃ詳しく書いてくれてる人がいたので、参考になります。↓ イスタンブールカード/ト… […]
[…] 窓口なら確実に変えると思います こちらのサイトを参考にしました! […]
先月イスタンブールに行きました。
私が行った時に変わっていた点は、カウンターEの奥のフォトショップでイスタンブールカードを写真を見せてトルコ語で頼みましたがここでは売っていないと言われました。
地下鉄に行くと、改札の横にイスタンブールカードを専用に売るカウンターがあり、そこで女性のスタッフから買いました。チャージもできます。
イスタンブールカードのおかげでメトロやトラムヴァイや連絡船をスイスイ乗り継いで観光できました^_^ありがとうございました!
今はフォトショップではイスタンブールカード売ってないんですね。情報ありがとうございます!!書き換えねば!
初めまして!
今、イスタンブールを旅行中なのですが、初日にメトロの駅でイスタンブールカードを買おうと思ったら、全ての自動販売機でイスタンブールカードがNot Available(売り切れ?)の表示が。。。
駅員さんもいないので、一度地上に出て、Istanbulkart の表記がある売店を探したのですが見つからず。。。
そんな時に、AKBIL の表示がある売店を発見!
こちらのブログに「AKBILと表記されていることもある」と書いてあった事を思い出して、無事、イスタンブールカードを購入する事ができました。
ありがとうございました!
初めまして!
イスタンブールカード情報お役に立てて非常に嬉しいです。
コメントありがとうございました~♪
引き続きトルコ旅行楽しんでくださいね~。