２０１１年から毎年トルコ旅行に行っている私の、トルコ・イスタンブールのホテルの選び方を紹介します。
トルコ・イスタンブールのホテルの特徴
イスタンブールの観光客に便利なホテルは旧市街はブルーモスク周辺、新市街はタクシム周辺に集中しています。
トラムバイ（路面電車）、メトロ（地下鉄）の駅に近いホテルは観光の拠点としては便利でおすすめです。
イスタンブールは急な坂が多い街です。
最寄り駅とホテルの間に急な坂がないホテルを選ぶと移動が快適です。
物価は日本より、少し安いぐらいですが、ホテルの料金は日本比べるとかなり格安です。
トルコは観光立国なので一年を通して観光客は多いですが、その中でも夏がハイシーズンとなり7月、8月が一番料金が高くなります。
ローシーズンは冬で2月あたりの料金が一番低くなります。
ホテルの種類
ホテルは大きく分けて、ドミトリー、小・中型ホテル、大型ホテルに分けられます。
ドミトリー
いわゆる相部屋で、4人から16人部屋となっています。
2段ベッドが置いてあり、地下に部屋がある事も多いです。
料金は1人1,000円から2,500円の価格が中心となります。
安い所だと、1,000円を切るホテルもあります。
ドミトリーのあるホテルは地下や下層階がドミトリー部屋で、上層階は個室（シングル、ダブル）になっているホテルが多いです。
その場合、個室はそれほど安くはないです。
朝食は宿泊料金に含まれている場合が多いです。
ホテルによりますが、朝食会場は眺めのよい屋上レストランで食事の内容も以外と充実しているパターンがあります。
私の経験の範囲ですが、安い宿でもシーツやタオル等は意外と清潔です。
風呂トイレは共同で、シャンプーなどアメニティー類はないのが基本です。
コンセントも共同になるので、延長コードとタコ足は必須となります。
小型から中型ホテル
キベレホテル
おしゃれなプチホテルも多く、お手頃価格から、高級なホテルまでバリエーション豊かです。
特に旧市街は、景観を守るため大型のホテルの新築が難しいらしく、小型、中型のホテルが多いです。
料金設定は1部屋いくらの料金設定となっています。
朝食は込みのホテルが多いです。
したがって、1人で泊まっても、2人で泊まっても朝食込みで同じ料金が基本となります。
最近は朝食がオプションであったり、2人で泊まると朝食分だけ高くなるホテルも増えてきています。
ホテルのグレードはぴんきりですが、下手なドミトリーに宿泊するよりも安い格安ホテルもめずらしくありません。
平均的には1部屋8,000円程度で上等な部屋に宿泊できます。
1部屋15,000円だせばかなりいい部屋に宿泊できる感じです。
大型、高級ホテル
エクスペディアよりスラ ハギア ソフィア ホテル
ビジネスホテル、高級ホテルは大型の場合が多いです。
朝食はオプションになっている場合が多く、素泊まりが基本です。
おすすめは高級ブランドホテルです。
日本に比べるとかなり格安で宿泊できるのが魅力だと思います。
宿泊料金を比べてみました。(2018年12月、エクスペディア調べ）
| イスタンブール | 日本 | |
| フォーシーズンズ | 34,000円～ | 79,000円～ |
| ヒルトン | 13,000円～ | 22,100円～ |
| シャングリラ | 32,000円～ | 65,000円～ |
| ラッフルズ | 39,000円～ | ー |
| リッツカールトン | 26,000円～ | 61,000円～ |
| コンラッド | 13,000円～ | 50,000円～ |
設備やサービスの違いに差はあると思いますが、かなり格安ではないでしょうか。
トルコのホテル注意点
シャンプー、コンディショナー類の質は、高級ホテルでも期待はできないので日本から持ち込んだほうが良いです。
歯ブラシ、ひげそりはないのが基本です。
一番お得な予約サイトはどこだ
トルコのホテルを取り扱う主な予約サイトは次のとおりです。
時期によって価格はかなり変動しますが、エクスペディアが最安となる場合が多いです。
私も結果としてほぼエクスペディアを利用しています。
トルコ旅行目線で予約サイトの主な特徴とメリットを簡単に説明しておきます。
エクスペディア
取り扱いホテル数はＮＯ１で料金も最安な場合が多いです。
航空券とホテル同時購入するとお得な割引になるAir+割制度もあります。
また、独自のポイント制度があり、+VIPAccessの提携ホテルはポイントの付与数とポイント使用時の割引率がかなりお得です。
Booking.comブッキングドットコム
エクスペディアに並びホテルの取り扱い数が多いです。
ここ
でしか取り扱っていない優良ホテルもあり、Airb&bに近い民泊的なホテルの充実度も高いのが特徴です。
前払い不要、キャンセル無料で予約できるホテルが多いので気軽にホテルをおさえれるのがメリットです。。
Hotels.comホテルズドットコム
ホテルや予約時によっては最安になる場合があります。
最大のメリットは10泊すると1泊無料になる制度です。
このサイトを愛用している方はここが最有力となると思います。
⇒Hotels.comでイスタンブールのホテルを検索
agodaアゴダ
トルコ旅行においては、最安となる事はあまりありません。
限定割引や直前割引で最安になる場合もあるかもしれませんが。
⇒agodaでイスタンブールのホテルを検索
Trip.comトリップドットコム
中華系最大の予約サイトです。
アジア系のホテルはかなり格安だと聞きます。
最近はトルコのホテルも最安料金を表示する事が多くなってきてます。
注目予約サイトです。
⇒Trip.comでイスタンブールのホテルを検索
予約は直接予約よりポイントサイト経由がお得
ホテルの公式ホームページでの直接予約の方が安いホテルはほとんどありません。（全てではないので要確認で）
したがって、予約サイトからの利用の方が安くなります。
さらにいうと、ポイントサイトを経由して予約サイトから予約するのがおすすめです。
同じ料金でポイントサイトのポイントも2重どりができるからです。
獲得したポイントサイトのポイントは現金化もできますし、楽天ポイントなどの各種ポイントや各種マイルに交換できたりします。
ポイントサイトを経由しても、しなくても料金は同じなので経由しない手はありません。
もらえるものは、もらっておくべきです。
ポイントサイトでの獲得ポイントも比較しつつ、どの予約サイトを使うのが一番お得か見極めましょう。
使いやすいおすすめポイントサイト３つ
おすすめポイントサイトは以下の３つ。
ハピタス
モッピー
ちょびリッチ
ポイントサイトでゲットできるポイント率が違うので比較表を作りました。
これは(2018.12.16）調べです。
％は時期によってかなり変わりますのであくまで参考です。
その時お得なポイントサイトを利用するのがいいと思います。
| ハピタス | モッピー | ちょびりっち | |
| 4.2％ | 6.0％ | 2.5％ | |
| Booking.com | 4.0％ | 2.0％ | 2.0％ |
| Hotels.com | 3.5％ | 4.0％ | 2.5％ |
| agoda | 3.0％ | 4.3％ | 2.5％ |
| 3.0％ | 1.5％ | 1.5％ |
ポイントサイトはホテルの宿泊予約の他、航空券購入や楽天ショッピングやヤフオクなどの利用でも使えるのでお得です。
登録も無料なので登録だけでもしておいて損はありません。
ハピタス
ホテルの探し方
ガイドブックで探す。
なんだかんだとガイドブックに掲載されているホテルが間違いないです。
海外旅行はそうそう行けるものではないので、ハズレは引きたくないですよね。
また、どんな治安の場所かも分からないので、とりあえずガイドブックに掲載されていれば安心できます。
「るるぶ」や「マップル」に紹介されているホテルはだいたい中級以上と思ってよいです。
ドミトリーや超格安のホテルは「地球の歩き方」が充実してます。
また、「地球の歩き方」は紹介ホテルの数もダントツ多いです。
私の宿泊したガイドブックに掲載されているホテル
予約サイトで高評価がついているホテルを探す
エクスペディア、ブッキングドットコムなどの予約サイトで高評価がついている宿を探してみるのもありです。
評価数がある一定以上あり、かつ高評価であれば信頼できると考えてます。
評価数の少ないものは、数値が信頼できないので、最低30以上は評価数がある所から選ぶのが良いと思います。
サイトによって評価が極端に違ったりする場合もあるので、複数のサイトでチェックすると良いと思います。
Booking.comは「クチコミスコア＆投稿数」「クチコミスコアが高い＆料金が安い」という並べ替え項目があって便利です。
TripAdvisorは口コミ投稿と、予約サイトの料金比較もあるので、そちらでも必ずチェックするのがおすすめです。
私が宿泊した予約サイト高評価で探したホテル
旅行ブログで探す。
旅行ブログは、口コミよりもより詳細な実体験やホテルの外観、部屋、スタッフの状況を知る事ができます。
特に良い体験は参考になると思います。
自分のブログで、悪い体験をしたホテルをほめる事はないと思うからです。
目星をつけているホテル名で検索をして、宿泊体験があれば、良くも悪くもすごく参考になると思います。
注意点は意外と宿泊ホテルの詳細をブログに書いている人は少ない事です。
効率的な探し方ではないかもしれません。
私が宿泊した、旅行系ブログで見つけたホテル
マップで探す。
GoogleマップかBooking.comで探すのが便利
グーグルマップで探す
拠点としたい宿泊エリアが決まっていたら、Googleマップ上で探すのも一つの方法です。
ホテルの位置や周辺状況も確認しながら探す事ができます。
ホテル名にカーソルを合わせると評価が表示され、クリックすると予約サイトの価格比較がでてくるので料金もすぐ分かります。
下にスクロールすると口コミもあるので参考になります。
取り扱い予約サイトに関係なく探す事ができるのがメリットです。
「新しすぎたり、小規模すぎるホテルは表示されていない」「廃業したホテルが表示されたまま」という事もあるのがデメリットです。
私が宿泊したGoogleマップで探したホテル
Booking.comで探す
予約サイト内のマップで探す時は、Booking.comがおすすめです。
例えば「イスタンブール」で検索するとマップ上に予約サイトで取り扱っている「イスタンブールの全てのホテル」が一括表示されるからです。
エクスペディアは、取り扱いホテルはBooking.comより多いですが、マップ上に一括表示してくれません。
例えばページ上に2227件中50件が表示されていたら、マップ上にはその50件しか表示されません。
ブルーモスク周辺のマップ検索【エクスペディア】
Booking.comの場合は、2227件全てが表示されるので一覧で見る事ができて便利です。
ブルーモスク周辺のマップ検索【Booking.com】
Booking.comで検索して、良さそうなホテルがあったら、他の予約サイトと比較してみるとよいです。
部屋と値段の見極め方
トリップアドバイザーを使え
予約サイトに使われている画像は、ホテルが提供したとびきりの一枚を使っています。
そして、実際よりも明るく、きれいに写した写真を使うのは当たりまえです。
また同じランクの部屋でも眺望や見た目の良い部屋の写真を使ってます。
内容がいまいちなホテルは部屋の写真が少なかったり、部分的な所にフォーカスしたりします。
つまり、良いところだけしか見せないので、実際の所が分からない場合が多いのです。
そこで便利なのがトリップアドバイザーです。
トリップアドバイザーには次の画像のように「旅行者の写真」という投稿欄があります。
ここには旅行者が実際に写したホテルの写真が投稿されているので、かなりリアルな情報となり、参考になります。
トリップアドバイザーでは予約サイトの料金比較もできます。
どの予約サイトで予約をするのが一番安いのか検討しながら、実際の部屋の雰囲気を確かめる事ができます。
料金は予約サイトへ飛んで確認しよう
トリップアドバイザーでは予約サイトの価格比較もできると書きました。
単純な比較はできますが、ここで１つ注意点があります。
実際に予約サイトに移動するとトリップアドバイザーで表示されていた価格よりも安くなっている場合があります。
予約サイトが独自の割引セールをしていて、そのセール価格がトリップアドバイザーの料金比較に反映されていない時です。
なので、料金は予約サイトに直接移動して確認しましょう。
部屋の広さはエクスペディアが一番分かりやすい
エクスペディア
ホテルを選ぶにあたり、部屋の広さを重視する人も多いかと思います。
どのホテルも広さは「〇〇㎡」で表示されています。
これはトイレやバスルームも含まれた広さとなっています。
バルコニーがあれば、そこも込みになっている場合もあります。
しかし、「〇〇㎡」表示だと広さがピンときません。
そこで私は下記の表を目安として部屋を選んでいます。
参考になればと思います。
※独自の表なので正確性はおおよそです。
| サイト表示 | なんとなくの目安 | 部屋の広さの感覚 |
| 15㎡ | 6畳ぐらい | 1人ならば十分な広さ、2人なら少し狭く感じる |
| 20㎡ | 8畳ぐらい | 1人なら十分広い、2人ならちょうどぐらい |
| 30㎡ | 10畳ぐらい | 1人なら広すぎると感じる、2人ならかなりゆったりできる |
| 40㎡ | 寝室とリビングが別にとれるぐらい | 贅沢な広さ |
広さ重視の方は、部屋の広さと部屋の画像が確認しやすいサイトレイアウトになっているエクスペディアでの検索がおすすめです。
立地も確認しよう
駅近くが便利
トルコに限らずどこでもそうですが、やはり電車の駅近くのホテルが便利です。
旧市街や新市街のホテルは最寄駅から大きく外れてはいませんが、高級ホテルなどは最寄駅まで距離がある場合があります。
交通手段を徒歩と電車で考えている方は立地も確認しておいた方がよいかもしれません。
観光に便利な主要駅は次のマップの駅です。
新市街側
メトロＭ２路線（緑）のタクシム駅、シシャーネ駅
トラムＴ１路線（紺色）カラキョイ駅
旧市街側
トラムＴ１路線（紺色）のシルケジ駅、ギュルハーネ駅、スルタンアフメット駅
この辺りの駅の近くだと便利です。
イスタンブールの路線図は下記のリンクからダウンロードできます。
※表示は英語です。
坂が少ない所が楽
イスタンブールは坂の多い街です。
はんぱない急な坂もあります。
ホテルによっては坂の途中や、下った先にあったりします。
ホテルまでの道中にきつい登り坂があると、きついですよね。
特にスーツケースを持っていたら。
地図で坂を把握するのは難しいので、そういう意味でも駅から近いホテルは無難です。
特に新市街のイスティクラル通りから海側にかけてはかなり急な下り坂になっています。
新市街の赤丸の辺りにあるホテルは坂がきついと思って間違いないです。
かなり坂がきついので下から上にスーツケースを持って歩こうとは考えないほうが良いです。
私が宿泊した坂の少ないホテル
暗い路地裏にあるホテルかもしれない
予約サイトの情報だけではホテル周辺の状況は分かりません。
暗い路地裏にあるホテルかもしれません。
繁華街の大通りでも一つ通りを入れば、人気のない暗い通りになっている場合もあります。
そんな事にならないように、Googleマップのストリートビューを使ってホテル周辺の様子も確認しておくとよいと思います。
まとめ
・イスタンブールのホテルはメトロ、トラムの駅近くが坂道も少なくて観光にも便利
・トリップアドバイザーで部屋、口コミ、料金を比較するのがおすすめ
・予約サイトはエクスペディアが最安な場合が多い
・予約はポイントサイト経由が絶対お得
最後に紹介したサイト等をまとめておきます。
イスタンブールのホテル選びに少しでも参考になればと思います。
検索、予約サイト
エクスペディア
Booking.com
Hotels.com
agoda
Trip.com
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