トルコサッカー観客大減少！スタジアムは常にガラガラ状態！やばい

トルコのサッカーリーグは2014/2015シーズンから個人ＩＤが登録されたカードを持たないとスタジアムに入場できなくなっている。

このシステム変更により、スタジアムには空席が目立っている。

目立つというか、ガラガラの状態である。

先日収容人数76,000人のオリンピックスタジアムで行われたベシクタシュのホームゲームの観客数はわずか5,000人であったらしい。
photo by www.zaman.com.tr/

このシステム導入の背景には、世界でも悪名高い過激なフーリガンによる暴動、暴力、はびこるチケットの闇マーケット等の問題がある。

かくいう私も闇マーケットのチケットには痛い目にあっている。
・トルコサッカー観戦ガラタサライの試合を見に行ったら不正チケットを握らされた。

その問題解決する為に「passolig」と呼ばれる個人IDが登録されたカードの発行を義務づけるというシステムが導入されたのである。

この「PASSOLIG」と呼ばれるカード、発行するには結構ハードルがある。

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トルコ国民ならば市民ナンバー、外国人ならばパスポート番号をはじめとする個人情報を入力しなければならない。

個人情報を必ず収集されるという事になる。

そして、入力の過程で携帯電話によるショートメッセージでの暗証番号の受信が必須となる。
ショートメッセージが受信できる環境が必須となるわけである。

カード発行＝クレジットカードもしくはプリペイドカードの発行となる事。
プリペイドカードでも保有しているクレジットカードに紐づけなければならない。

更に年会費を払わなければならない。
IDカードを発行すると、年会費15ﾘﾗ（約750円）～25ﾘﾗ（1250円）が発生する。

発行までのトラブルもかなり続出しているようである。
このブログのコメントにも、「登録を試しみるもエラーになってしまうという」コメントをいただいている。

特に外国人にとっては色々ハードルが上がっている状態である。

また、手間が多いとうだけではないその他の問題も見え隠れする。

passoligのシステムを請け負う銀行が首相の親族が経営する銀行であるという事である。
この事に抵抗を示す人も少なくはないようである。

また、主要なサポーターグループもこのシステムに反対しpassoligの不買運動を行っているようである。

現在、今シーズンが始まって3週が経っているが、ほとんどのスタジアムで観客席が寂しい状況は変わっていない。

passolig導入前と導入後を比較したツイート

Giresunspor tribünleri. Passolig’den önce / Passolig’den sonra.. (via @jemsabininyeri) pic.twitter.com/KuMLU4CkB7

— Transfer Merkezi ⚽ (@TransferMerkez) 2014, 9月 16

各スタジアムの空席具合を並べたツイート

Süper Lig’de bu hafta oynanan tüm maçların başlama vuruşu anı. Alın size #passolig pic.twitter.com/oqJl0rNDvz

— Rubella #FB (@Lefterinho1907) 2014, 9月 16

トルコサッカーの魅力は熱狂的なサポーターであると私は思っている。

早く熱狂的なスタジアムが戻ってきて欲しい。

そして、見に行きたいな～。